「卵が先か鶏が先か」の議論をおざなりにしたり、なおざりにしたり

たまには私も日々のことをブログにまとめたいと思います。こんにちは、reshack代表の船曵です!

普段は真面目にこの仕事を始めるきっかけとなった出来事をブログにまとめていますので、そちらもご覧いただけたら嬉しいです。


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「卵が先か鶏が先かの話じゃ無いけどーーー」

企業で勤めていた時、資料について議論していたときにこの言葉をよく聞いた。
恥ずかしながら、この言葉の使い方に自信がないので自分からは使ったことがない。

卵が先か鶏が先か
「どちらが先かわからない」という問題の例えとしても使われる言葉。
たとえば、給料が安いと人材が集まらず利益が出ないが、利益が出ないから人材に投資ができないという問題が生じたとき、どちらが先なのかの結論が出ない問題に対して「まるで卵が先か鶏が先か問題のようだ」と表現する

この言葉を自信をもって使えないのはきっと実体験でこのような問題に直面したことが無いからなのではないか。

そのような中、大和屋履物店はリニューアルオープン後ありがたいことにメディアに取り上げてもらう機会が増えた。日本テレビの『ぶらり途中下車の旅』やテレビ東京の『アド街ック天国』、『昼メシ旅』にも出演させていただいた。

先日もある番組の収録があった。お決まりのレギュラーの方々に加えてゲストの三宅裕二さんもいらしてくれた。

私は「なるほど、神保町を街ぶらするから、神保町出身の三宅裕二さんをキャスティングしたんだな」と頭を整理していた。

無事に収録が終わると、騒ぎを聞きつけたご近所さんが世間話をしに大和屋に来てくれた。四代目(義母)と楽しく収録についてお話ししていた。

そこで四代目が「三宅裕二が来たから、神保町に来たのよ〜!きっと!」と話していた。

この正解については、テレビ局の人しかわからない。私たちはこれについて答えの想像までしかできないのだ。

なるほど、「卵が先か鶏が先か」どちらかわからないな。この言葉を使う自信がついた。

「振り返りを”おざなり”にする、”なおざり”にするーーー」

教育部門にいたので、マネジメントの手順書を策定する仕事をしていたことがある。その時に、他のメンバーが言葉選びとして「おざなり」が適切なのか、「なおざり」が適切なのか議論していた。恥ずかしながら、この言葉の使い方に自信がないので自分からは使ったことがない。

おざなり
その場をやり過ごすために適当な思いつきで発言したりいい加減な対応をすること。

なおざり
1. いいかげんにしておくさま。本気でないさま。おろそか。
2. ほどほどで、あっさりしているさま。

この言葉を自信をもって使えるようになる日は無いと思っている。

言葉を発したり、書いたりする目的は「相手に伝えること」だと考えているため、難しい言葉やややこしい言葉は極力使わない方がいいと思っている。なのでこのときも、「”おざなり”とか”なおざり”とか、ここで議論になっている時点で手順書に書くことはやめた方がいいのではないでしょうか?」と提案した。先輩たちは、なんともばつの悪そうな様子だった。出来上がった手順書を見ると「おろそか」になっていた。

”おざなり”を使うならば、「適当でいい加減」と言うし、”なおざり”を使うならば、「おろそか」という。その方が誤解も生まれにくいし受け手目線として親切だ。

少なくとも、たくさんの人が見るであろう資料や記事にはできる限り分かりやすく、よく使う言葉を使うべきだと思っている。

このアジェンダについて、みなさんにコツコツとオーソライズを取っていきたい。

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この記事を書いた人

船曵竜平のアバター 船曵竜平 合同会社reshack代表

合同会社reshack代表。
明治大学を卒業後、大手生命保険会社勤務を経て独立。
大和屋履物店(下駄屋)や小倉染色図案工房(アーティスト)のサポートを通じ、日本の文化を継なぐ活動をするために起業。

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